2018.07.26 | おおみ北川 郡山店
〇保管方法のあれこれ〇
こんにちは♡
きものおおみイオン郡山店です!
連日の猛暑、、、皆様体調は大丈夫でしょうか??
災害レベルの暑さとだけあって、干した洗濯物も
あっという間に乾くのが怖いくらいですね!笑
ところで皆様、お着物の保管方法ってご存知ですか??
お振袖のレンタルをご検討されるお母様からよく伺う、
「振袖は家に合っても保管の方法が分からないから」
という言葉、、、。
たしかに、普通のお洋服よりデリケートなお着物は
保管方法が分からないし不安、、、
という方も多いのではないでしょうか。
今回はお振袖やお着物の保管方法などを
簡単にご紹介いたします♡
〇お着物の畳み方って??
お着物は主に「本畳み」という畳み方をします。
おおみのサイトにも畳み方のページがあります♡
お着物では直線でぴっと走った畳みしわも
着姿の美しさのひとつです。
最初についていた折り目に沿って畳むのがポイント◎
また、長襦袢はお着物とは違う畳み方になります。
お振袖ですと長いお袖の扱いが少し難しいかも、、、
不安だな、難しいなと思った際はお気軽にお店に
お持ちください♡
〇「たとう紙」って??
たとう紙はお着物を保管するための包み紙です。
お仕立したお着物は必ずたとう紙に入れてお渡ししています。
お着物を生活臭や湿気から守ってくれる役割をしています◎
そのため、タンスにしまうときはたとう紙ごとしまうのがおすすめです。
また、お母様のお振袖をクリーニングなどで
お持ちいただいた際、たとう紙が黄色く変色している
こともよくあります!!
変色したりしなしなになったりしているのは
湿気を吸っているサインです。
お着物に湿気やカビが移ってしまう前に、数年ごとに
たとう紙も交換するのがおすすめです!
〇どこに保管すればいいの?
お着物といえば桐のタンス!というイメージがありませんか??
お着物は湿気にとても弱く、カビが生えてしまったり、
変色したり、縮んでしまったりと湿気がトラブルの
要因になってしまいます。
桐のタンスは湿気対策に効果抜群!!
そのため昔からお着物は桐のタンスとされているんです。
、、、とはいっても最近はご自宅にタンスが無いことも
多いですよね。
そこで、保管場所のポイントをご紹介いたします!
・水回りからなるべく離す
・1階よりは2階に
・引出しはなるべく上に
・床と壁から話す
まずはタンスやクローゼットそのものの場所です。
台所やお風呂場など水回りからなるべく離れた場所が好ましいです。
ご自宅の中で一番湿気の少ないところを探してみてください◎
普通のタンスの引き出しなどにしまう時はなるべく上を選びます。
膝立ちになった目線の高さから上がベストです◎
クローゼットや押し入れにしまう際は、床から離すことがポイント!
すのこを敷いたり棚を作ったり、空気の通り道を確保するだけで
効果的です。
〇保管中のお手入れって??
保管場所が決まったら、今度は着ない間のお手入れが
気になりますよね。
お着物は年に2回、「虫干し」をします。
夏と冬、それぞれよく晴れて湿度の低い日中に、
風通しの良い日陰でお着物を干します。
湿気を追い出しカビを防止する効果があります◎
といっても正直ちょっとめんどくさいかも、、、
その気持ち、すごく分かります笑
わざわざお着物を広げるのはめんどくさい!!
という方は、お着物を出して、たとう紙を広げて
同じように置いておくだけでも効果アリです!
それもめんどう!!という方は、
2か月に1回くらいのペースで引き出しを全部あけて
風を通すだけでも効果は全然違います◎
ただ、虫干しにはお着物を広げて状態をチェックする
役割もあります。
ずっと仕舞いっぱなしのお着物はたまに広げてしみや
カビなどが無いか確認してみて下さいね♡
〇防虫剤やしょうのうの選び方は??
お着物を仕舞う際に、防虫剤やしょうのうを
入れている方がほとんどではないでしょうか??
、、、実はこれ、おすすめしません!!
絹のお着物は基本的に虫に食われません!
食べこぼしの汚れがあったり、ウールのものと一緒に
しまった場合のみ、食べられてしまうことがあります。
着用後はすぐにクリーニングに出す、
ウールのものと分けておく、
これだけで防虫対策は十分です。
しょうのうは強い匂いがお着物についてしまいます。
しかも、使用期限の過ぎたしょうのうを
入れっぱなしにしたり、違う成分のしょうのうを
一緒に入れてしまったりすることで、
ガスが発生することがあります。
そのガスがお着物のガスヤケ(変色)を招くことも、、、
お着物の敵は虫より湿気です!!
入れるのであれば「乾燥剤」がおすすめです!!
おおみでも繰り返し使える乾燥剤を販売しております、
ぜひご活用ください♡
〇着用後のお手入れは??
お着物を着た後、しわや湿気が気になりますよね。
お客様からまれに、
「1週間くらいハンガーにかけてあるのに
しわがとれなくて、、、」
というようなご相談を受けることがあります。
これは着用前もですが、かけておくだけでは
しわが取れないことがほとんどです!!
着る前後に風を通すためにかけておく場合は
半日から1日程度でOK!
あまり長くかけておくと、裏地がずれて
だぶついてしまうことも、、、
どうしてもしわが気になるときは専門店に
プレスに出すのが◎です!
以前ブログでご紹介させていただいた安心ガード加工を
かけていただいたお着物は、送料のみで衿と
袖の汚れ落とし、プレスをかけることができます。
ガード加工のかかったお着物は着用後すぐに
お手入れに出すと安心です♡
長々と保管方法についてお話させていただきましたが、、、
大切なお着物のことですから、不安な点もまだたくさん
あるかもしれません。
ちょっとした点でも不安なこと、わからないことが
ありましたらお気軽にご質問ください♡
店頭、お電話、SNSなどでも受け付けております!
次回は新入荷のお振袖の小物について更新予定です♡
またご覧になってくださいね♡
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