2018.04.19 | きものおおみ 鹿島エブリア店
✿ゆかたの歴史✿
皆さんこんにちは!
きものおおみ鹿島店の熊田です(´ω`)
昨日とはうって変わって、今日は清々しい晴天ですね☀
でも、油断して薄着で出かけてしまわないようにしてくださいね!( ・_・; )
4月も後半と言えども、夕方あたりになるとまだ肌寒いですからね
新生活にも慣れてほっと一息ついた時こそ、疲れが出やすいと聞きました( x_x ; )
気温の寒暖差で風邪をひかないように体調管理しましょう◎
薄手のカーディガンやストールを持ち歩くと、紫外線予防にもなりますし、オススメですよ~(^-^)◎
私ごとですが、17・18日といわき市の湯本にある
「湯元温泉 吹の湯」に行ってまいりました♨
リラックスできて疲れもとれました◎
疲れが溜まっているときは、温泉でゆっくりするのもひとつの手ですね!
温泉が上がった後はやっぱり浴衣でまったり♪
ところで、みなさん浴衣の起源などはご存知ですか?
夏になると、花火大会や夏祭り、納涼会などで、浴衣を着る機会も増えていきますよね。
私は、街中や電車の中で浴衣を着ている人を見かけると
「夏だな〜」って思って、皆さんのコーディネートをついつい見ちゃいます!
浴衣って夏っぽくて涼しげでいいですよね。
今回は、そんな夏の風物詩ともなっている、浴衣の歴史についてご紹介させて頂きます!
〇浴衣の発祥
浴衣はそもそも「湯帷子」のことをさしていました。
なんて読むんだろう・・・( ・_・ )?
実は 、これで「ゆかたびら」と読みます!
もともと平安時代の貴人が沐浴の際に着用した、麻の単衣のことをいいます。
この時代だと、複数の人と入浴する機会があったため
・汗取り
・裸を隠す
目的で使用されたそうですよ!◎
だから、水に強く、かつ水切れの良い麻の素材が使われていたんですね
〇浴衣の変遷
平安時代は貴人の林浴の際に用いられてきた「湯帷子」ですが、安土桃山時代頃になると、湯上りに着て肌の水分を吸い取らせる目的で広く用いられるようになりました。
浴衣が庶民の間で広がるようになったのは、町民文化が発達した江戸時代に入った頃です。
特に、江戸時代後期、銭湯が広がり、庶民もお風呂に手軽に入るようになったことから、湯上がり着として、浴衣も庶民へと広がっていきます。
そして、次第に、湯上がり着から、ちょっとした外出着へと変化します。
さらには、盆踊りや花見へ、揃いの浴衣を着て出かける文化が流行するまでになったそうです!
これが、お祭りなどで着る、現代の着方へとつながっているんですね☀
江戸時代の浴衣の人気は、本藍染めという技法が生まれ、細かい文様を染めることができるようになることも関係しているそうです。
この本藍染めという技法が生まれたことにより、浴衣に優雅で美しい柄ものが生まれ、多くの人が楽しんで着るようになりました!
〇現代の浴衣
こうして、気どらない日常着や外出着として広まった浴衣ですが、近年は夏のオシャレ着として若い人たちの間で人気が高まっています。
色柄のパターンも、本来の藍染めや和のモチーフだけでなく、華やかな色彩の洋風デザインも見かけるようになりましたよね!
人気のモデルやブランドとコラボした浴衣もよく目にします♡
夏祭りなどで見かける小中高生の女の子たちは、後ろの結び型が作ってある作り帯を締めている方が多いですね✿
簡単に着れる、着くずれしないというのが支持されているようです!
20代~の女性はやはり作り帯ではなく半巾帯がベストです!
半巾帯だと、よく見るリボン型だけでなく、こんな風に大人っぽいオシャレな締め方もできちゃうんです!
不自然さがなく、グッと色っぽさもアップしちゃいますね♡
また、最近は浴衣にカンカン帽を合わせたり、サンダルを履いたりするなど、個性的な装いを楽しむ方たちも増えているようです!
〇浴衣と着物の違い
着物も浴衣も、見た目の形は同じで、浴衣も着物の仲間です。
一番大きな違いといえば、素肌に着て寝巻きにもできるのが浴衣で、そうではないのが着物といえます。
今は浴衣は外出用に着る人が多いため、肌着などを着用することがほとんどです。
素肌に着ることはまずありませんが、寝巻きにしたり湯上りに着るのは浴衣だけです!
浴衣は内側に着るものが下着だけですが、着物は長襦袢を必ず着ます。
また、浴衣は夏にしか着れないのも特徴ですね。
だからこそ、浴衣を見るといっそう「夏」を感じるのでしょうね。
夏祭りや花火大会、納涼会にビアガーデン、居酒屋や野外ライブなどなど、、
お酒は二十歳になってからですが、皆さんも今年の夏はぜひ浴衣を着て、お出かけしてみて下さいね!
そして、さらに少しでも日本の伝統文化であり素敵な衣装、
「着物」に親しみや興味をもっていただければ嬉しいです♡
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一生に一度の晴れ姿、
人と同じじゃつまらない。
そんなお嬢様をきものおおみは全力でお手伝いいたします!