自分で出来る!振袖の着付けの仕方
着付けに必要なものリスト
- 振袖
- 帯
- 帯締め
- 帯揚げ
- 伊達衿
- 足袋
- 肌着
- 裾よけ
- タオル
- 補正パッド
- 半衿
- 長襦袢
- 衿芯
- 腰紐
- 伊達締め
- 枕
- 前板
- 後板
- 髪飾り
- 草履
- バッグ
- コーリンベルト
- ウエストベルト
- 三重紐
- マジックベルト
さあ!あなたも素敵に着付けデビュー!
着付けの大まかな流れ










下着を着よう!
和装ブラジャーを着けて、足袋を履きます。
最後に肌襦袢を着たら下着は完成です。


補正をしよう!
- 二つの補正パッドを重ねて、凹凸を埋めるように体にあてます。ヒップと腰の間が広い場合は、ウエストパッドとヒップパッドをずらす間隔が広くなります。狭い場合は重ねた幅も狭くなります。
この時、ヒップパッドの両端を内側に折り込むとウエストの一番細い部分をカバーする事ができ、ちょうど良い補正になります。 - 紐を交差させ、前でからめて結びます。
- あまった紐を折り込むなどして始末すれば補正は終了です。





長襦袢を着よう!
- 長襦袢の半衿部分に衿芯を入れます。
- 長襦袢をはおり、両袖を平行に持ち軽くひっぱるようにして背中の中心を合わせます。衿に余裕を持たせておくと、後で衣紋が綺麗にぬきやすくなります。
- 上前と下前を合わせます。衿先を合わせて片手で持ち、もう片方の手で衣紋をぬきます。衣紋はこぶし一つ分くらいが目安です。
- ぬいた衣紋を崩さないように下前(右側)を合わせます。
同じように左側も合わせます。 - マジックベルトで長襦袢をとめます。
- 襦袢によったシワをしっかりのばします。この時、特に衿合わせがずれやすくなるので注意が必要です。










振袖を着よう!
- 一度着物をはおってから、両衿を持って背中に空気を入れるような感覚でもう一度はおりなおします。
- 着物の下の方を持って、自分の右手側(下前)を左の腰元へ持っていきます。
- 裾の長さを調節します。くるぶしが隠れる程度が基本です。
- 下前をしっかりと固定したまま、左手側(上前)も右の腰元に持っていきます。
- 腰紐で固定します。
- おはしょりを整えます。身八つ口から手を入れて軽くゆっくり整えましょう。
- 着物ベルトをつけます。着物ベルトを身八ツ口より差し入れて下前の衿にクリップをはさみます。反対側のクリップで上前の衿をはさみます。このときクリップが一直線上に並ぶようにはさんでください。
- 全体のシワをとり、整えたら、腰紐で固定します。着付けベルトの上あたりに、腰紐を締めます。
- おはしょりをつくります。おはしょりラインは左右が少し上にあがっていると綺麗に見えます。
- おはしょりを上げてから、上からおはしょりを固定するように前板をします。













帯を結ぼう!
- 帯の端から60センチ程度の部分(手元)を縦半分に折ります。
手先を右肩に掛け、帯を体に巻きつけていきます。手先の付け根を三角に折りたたむとすっきりします。 - 帯を軽く持って腕を伸ばします。腕が伸びきったあたりで帯を二つに折り、帯の余った部分を背中の方へ回しこみます。
肩にかけた手先を下ろし、二つに折った帯をその上に持って行きます。 - 結んだ手先の根元のシワを取っておきます。
二つに折った帯を内側に二つ折りにします。この時、折り紙をたたむように折っていくと上手にできます。
折った帯の間に手先を折り返して通します。 - 背中に回して、帯の形を整えたら貝の口結びの出来上がりです。




知っておきたい着付けのいろは
注目したい!肌襦袢と長襦袢の違い
着物専用の下着の事を「肌襦袢(はだじゅばん)」と言います。
洋服用のブラジャーはせずに、直接素肌に着ます。
一方、「長襦袢(ながじゅばん)」は着物と下着の間に着るもので、装飾、実用の両方の役割をしています。
冬は暖かく、夏は下着が透けるのを防いだりしてくれるうえ、着物の衿、袖、裾などへの汚れもつきにくくしてくれる優れものです。

知っとこ!補正のこと
補正の目的は体の凹凸をなくしてより平たい表面に近づけることです。
着物とは、縫製あがりでも、その造りは一枚の平らな布とあまり変わりがありません。
そのため、ウエストがあったりヒップがあったりと凹凸がたくさんあると綺麗に着物を着ることが出来ません。
「着物=平らな布」という事を念頭に置いて、タオルで補正していきましょう。
