きものおおみ 福島店(福島県)

きものおおみ福島店の多田です\(^o^)/

 

 

今年は桜の開花が早かったですね。

 

すでに、自宅近くに生えている桜は散ってしまっていました(*´σω・、)ホロリ

 

先日、いわき市へ行く用事があったのですが、高速道路から見える桜も、だいぶ葉桜になっていましたね…。

 

 ここ最近、お花見ができていないので、「今年こそはっ!」と思ったのですが..。

 

お花見できずに、終わってしまいました(っД`)シクシク

 

来年こそはお花見するぞーー!!!

 

 

 

 

 

 

話題は変わりまして、本日は、着物の製造方法によって分類される「先染めの着物」と「後染めの着物」について、少しご紹介したいと思います。

 

 

 

◆「先染めの着物」

 

糸の段階で染色してから織っていく着物のことで、通称「織りの着物」と呼ばれています。一色の糸で無地に織られるものと、織組織の変化によって、柄を浮き立たせる「紋織り」があり、多彩な色の糸によって、文様を描くものや文様と紋織りを併用したものもあります。主に紬などが分類され、一般に、お洒落着や街着として着用されます。

 

 

◆「後染めの着物」

 

素材の糸のまま、白生地として織り上げたあとに染色する着物のことで、通称「染めの着物」、「柔かもの」と呼ばれます。一色での「無地染め」や様々な色を使った「ぼかし染め」、多彩な柄付けの「模様染め」などがあります。加工方法や柄付けなどにより、礼装着から街着まで幅広く着用されています。

 

 

今回は、成人式の振袖や結婚式の留袖、入卒業式での訪問着など、着る機会が多い「染めの着物」について掘り下げていきます。

 

 

染めの着物は、生糸のまま織られた白生地をあとから地染めをしたり、絵模様を染めたりします。その染め方には、多様な技法が存在します。さらには、染めるだけではなく、緻密な刺繍や金銀の箔をおく「箔置」などの手加工を施すこともあります。

 

 

↑↑こちらは、振袖に施されている刺繍です(*^_^*)

 

 

 

振袖や留袖、訪問着、小紋などの「晴れ着」と呼ばれている着物は、ほとんどが染めの着物です。

 

染めの着物の中でも、もっとも代表的で有名なのは、「友禅染め」です。

友禅染には、「京友禅」・「加賀友禅」・「江戸(東京)友禅」の3つがあります。

 

◆「京友禅」

京友禅の創始者は、元禄時代(1688年~1704年)の「宮崎友禅斎」と呼ばれる、扇の絵師です。当時、それまでの絞りや箔使いの多かった着物に比べて、もち米を用いた「友禅糊」は防染力に優れていて、着物が繊細で華麗な文様や豊富な彩りに染め上ったことから、京都を中心に人気が高まりました。

<特徴>

①遠くからでもはっきりと分かる、大きめの文様が多いです。

②友禅染めが開花した江戸時代に流行った「江戸解き文様」をはじめ、御所好みとされる「御所車」や「鳳凰」、「菊」、「桜」などの文様や、「有職文様」などを多く用いています。

③色挿しは、中心を濃く、外に行くほど淡くぼかす手法と、全体をむらなく染める手法とを、バランス良く配合することによって、より一段と美しさを引き立たせます。

 

 

◆「加賀友禅」

加賀には、桃山時代(1568年~1600年)からの技法の「加賀梅染め」や「黒梅染め」と呼ばれる染め物があり、これらは、「御国染め」と呼ばれていました。加賀友禅は、晩年に加賀藩の紺屋頭取だった太郎田屋に身を寄せていた京友禅の創始者:宮崎友禅斎と深い関わりがあるとされ、「御国染め」と「京友禅」の技法が一つになったものが起源ではないかと言われているそうです。

 

<特徴>

①文様は、花鳥風月を中心に、写実的な絵柄で描かれています。

②色挿しは、京友禅とは逆に、中心を淡く、外に行くほど濃く染めていく手法になっています。

③北陸の冬は、雪に埋もれていることが多いので、植物の葉には虫食いが多く、冬籠りの特徴に、葉には墨で「虫食い」の跡が描かれています。

④加賀五彩(えんじ、藍、黄土、緑、紫)を用い、京友禅と比べると少し沈む色目になっています。

 

 

◆「江戸(東京)友禅」

江戸中期になると、大名たちのお抱えの染め師が、江戸に移り住み、江戸の文様染めが始まりました。また、五代将軍徳川綱吉の母:桂昌院が京都から友禅職人を呼び、江戸の文様染めを興したとも言われているそうです。

 

<特徴>

①京友禅の華やかさと比べると、紺や白上りのあっさりした色使いが好まれ、紅や赤も控え、さび朱などの渋い色目を用いる傾向があります。

②網干や千鳥、松並みなどの磯辺の風景や釣り船などの江戸独特の文様をはじめ、家屋や水車が描かれていることが特徴です。

 

 

 

今回は、「織りの着物」と「染めの着物」のうち、染めの着物の「友禅」について少しご紹介させていただきました(^o^)

「京友禅」「加賀友禅」「江戸(東京)友禅」以外にも、着物には、まだまだたくさんの技法があります。それらの技法には、長い歴史があり、現代まで脈々と受け継がれています。着物の歴史に触れることは、日本の文化や歴史に触れることなんだなと、ブログを更新しながら感じました。

 

 

 

 

 

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